もったいない
もう1か月以上前のことだが、但馬の近代化遺産のべねさんと一緒に「余部鉄橋を思う会」代表の藤原さんという方を訪ねた。撮影もさせていただいたが、先方の事情もありそうなのでメモにとどめておく。
明治45年に竣工した餘部鉄橋は、緑の谷と赤い鉄橋のコントラストが美しく、但馬の近代化遺産の目玉でもある日本一高い鉄橋日本一の規模を誇るトレッスル橋(ageeeさんに教えてもらって訂正)だが、来年度からの架け替えが決まっている。むちゃくちゃ惜しいとは思いつつも、ちょっとの風で列車が止まったり、老朽化で直下に住む人が不安ということもあって、しょうがないのかなと納得していたのだが、よく聞いてみると、新橋ができても状況はそれほど変わらないらしい。定時性については、現在風速20mとなっている運行停止基準が風速30mになるそうだが、昨年の羽越線の脱線事故の影響で25mになるという話も聞く。しょっちゅう止まることには変わりないのではないか。
今の鉄橋の6m横に建設される新しい橋は、一番安上がりといわれるPCラーメン工法のコンクリート橋。30億のうち、8割を兵庫県、鳥取県、但馬の市町で出し合うのだそうだ。
30億出して、景観が壊れて、橋を見に来る人もいなくなって、今ある問題も完全には解決されなくて。。うーん、なんなんでしょ。。どこの市町もそんな余裕はないはずなんだけど。それに、新橋の建設時や今の橋の取り壊し時に直下の人々の安全は確保できるんでしょうか??
11本の橋脚のうち、明治時代のものは4本だけとも聞いた。その残り4本を取り替えて、もう少しいい知恵を出し合う時間を稼げないものだろうか。
下のビデオは、頼まれて大急ぎで作ったプレゼン用ビデオ(非常に雑な作りでごめんなさい)。餘部鉄橋ではなく、その少し西にある桃観トンネルがメイン。近代化遺産(ヘリテージ)を観光の対象として楽しむ新しい形の観光レジャーを「ヘリテージング」というらしいが、山陰本線最大の難工事であったこの区間はヘリテージングの対象として実に魅力的だ。
本当にもったいない。。
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